ゆっくり、いそげ

みなさんこんばんは♪

『たつんこ』こと石井達也です。

新年度が始まり、これから新しい生活が始まる人も多いことだと思います。

ボクもまた気分を新たに新年度スタートというわけですが

本当にこのタイミングで素敵な本と出会えたのでみなさんに伝えれたらと思います。


その本のタイトルは

今日のブログのタイトルそのまんまなんですが

『ゆっくり、いそげ 〜カフェからはじまる人を手段化しない経済〜』

という本です。

ボクの結論から話しますと、今年これから読むであろう本も含めて

きっと今年読んだ本で自分の中で一番大切な一冊になるだろうなと読後感に浸りながら思ってしまった一冊。


『ゆっくり』『いそげ』

という言葉だけを並べて聞いてしまうとさも反対の意味だけを抽出してしまいがちだけど、この本を読むとこの『ゆっくり』という言葉と『いそげ』という言葉の間にある大切な意味を深く知ることができるように思います。


そして何より色々なことを自戒させてくれる一冊でした。


このインターネットというものを軸に世の中はものすごい勢いで加速しているのを日々肌身をもって感じることも多いし、ニュースを見ていると様々な科学技術の進歩に驚いている人も少なくないのではないかと思います。

また、コーチングという自分の仕事をとってみてもクライアントさんは結果を出すという考えを持ち、ボクもその結果が出せるために何が出来るのだろうと考える。

至って普通の考えだとも思うけど、この考えの中には両者には目に見えない潜在的な『早く』という価値観があるように感じます。これもあって当然な欲求だろうと思うし、悪い考えでもないと思う。

双方でこの価値観に気づいていれば対処のしようがあるのだろうけど、これが実際けっこう厄介なもので、わかっているようで掴み切れていないことも多々あります。

人にもよるとは思うけど、日々社会の中で生活をしていると『いそげ』という歯車に知らない間に飲み込まれてしまうことの方は多いけど『ゆっくり』はわかっていても踏み切れないことが多い選択肢の一つなのかもしれません。


この本の中にあるが

『受贈者的な人格』を刺激するのか?『消費者的な人格』を刺激するのか?

二つのタイプの人間がいるという考え方ではなく、同じ人間の中に両方の人格がいること。

ここら辺の自分の中でごちゃごちゃと混同していた部分が、この本を読みスッキリと整理されたように思います。


『ゆっくり、いそげ』

の著者の影山知明さんは東京の西国分寺にあるクルミドコーヒーというカフェの店主さんで、まだオープンして一年もしないくらいの時だったんでしょうか、親しい知り合いにご紹介していただきました。

きっと突然のご紹介だったにも関わらず時間を取っていただき、クルミドコーヒーの出来た経緯などを、創業するときに作られた演出覚書をわざわざ持ち出して、とても丁寧に説明をしてくださいました。


あの時からクルミドコーヒーのファンになり、岡山の友達に紹介したりと(笑)、東京に行く時には時間が許す限りは一人でこっそりとお邪魔をするようになりました。

ボクにとってクルミドコーヒーは時間を忘れてゆっくりできる大切な場所だからです。


ぜひ東京の方、東京に行く方がいらっしゃいましたらクルミドコーヒーに行ってみてください。本当にみなさんにとって大切な場所になると思います♪

ホームページも素敵ですがスタッフさんの紹介はクスッと笑えて朗らかな気分になります。

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