ボクの英語レベルだとこうなるので用法・用量はお守りください
こんにちは!
『たつんこ』こと石井達也です。
さてさて今年2月の1ヶ月間、ボラカイ島に英語留学に行っていたとお話ししたと思うんですが、英語の基礎すら危うい状況で渡航したので、最初の3週間は本当に大変で学校が終わった後も、自分でも意外なほどに勉強をしていました。
学校に到着すると、100問の筆記テストとヒアリング。
英語学校に来ていた学生は
スイス・スペイン・オランダ・ロシア・カザフスタン・トルコ・中国・韓国・台湾
そしてボクらの日本と様々な国からやってきていました。
ランチを挟んで午後からは個人レッスンになります。
個人レッスンは先生と1対1で毎回出題される
あるテーマにそって英語でディスカッションを行います。
英語と日本語の違いは色々とありますが
ひとつは日本語は結論や結末が文章の最後にくるのに対して
英語は主語の次が基本的には文の結末を示す動詞が入るので
文頭をしっかりと聞くことが日本語より重要になってきます。
そんなことを頭に置いて午後からの授業に臨んだんですが
先生が開口一番言った言葉は
「You train *〆〃♪?▽◇◯」
(んっ!?今『train』って言った?何それ?なんか聞いてんの?
電車持ってるみたいなことか?持ってるわけないじゃん電車!普通聞くのは車じゃない?
えっ!?もしかしてフィリピンのお金持ちのステータスは電車持つことなの?)
そう思ったので慌てて
「No! No! No! No train!!!」
と拒むような表情で言いました。すると先生は怪訝な顔で
「Why?Why?(なんで?なんで?)」
と聞いてくるのです。
いやいや電車持ってないでしょ普通(笑)と思ったのですが
もしかしたら聞き間違いかもしれないので念のためスペルを書いて確認を取ると
「Yes!」と一言。
どうやら聞き取り違いではないらしい。
もう一度自慢げに言おう・・・ボクの聞き取りはパーフェクトだ!
しかしだ、伊達に日本人をやっているわけではないので、この雰囲気はたぶんボクの返事がおかしいんだろうということには気づいた。
・・・待てよ。
もしかしてこれは英語特有の何かオシャレな言い回しやニュアンス、ユーモアだったりするんじゃないか?
『train』を単純に『電車』と訳するのではなく『電車のように』など暗喩みたいな表現なんじゃないか?
ははぁ〜ん、そういう事かそういう事か。ボクを試してるんだな。
そしてそんなボクが深読みして出した答えはこちら。
『あなた電車のように早く英語を覚えるのよ!』
なるほど・・・ちょっと英語で話かけられてビビったが冷静になればなんのことはない。
しかもこちらは試されたのであれば、こちらだって懐の深さ、心の余裕を相手にをみせなければならまい。それ相応の返事が必要だ。
そしてボクは一呼吸しニヤリとほくそ笑むとこう言った
「No!No!No! I'm Super car!!!」
(*「いやいや電車なんてもんじゃないぜ!
俺ならスーパーカーのように英語を早く覚えるぜ!」と言ったつもり)
・・・急に誰もいなくなったように静寂に包まれた教室。
目が点になっている先生は
「What's happened?(何が起こったの?)」
とボクにポツリとつぶやいたまま、また静寂な教室に戻った。
レッスン開始早々に色んなものが終了したことをボクは日本人として悟った。
みなさんは『train』の意味をご存知だろうか?
『train』は『電車』という名詞の意味をもちろんみなさん知っているだろう。
ただこの『train』には動詞が存在する。
日本人には『training(トレーニング)』の方が馴染みが深いかもしれない。
この『training』の原型こそが『train(訓練する)』という意味だったのだ。
先ほどのやりとりを日本語訳で見てみるとこうなる。
先生「さぁ英語の訓練をしていきましょう」
*たぶん、You train English togetherみたいなことを言ってた。
たつんこ「いやいやオレは英語の訓練なんてしないよ!」
先生「えっ!?あなた何しに学校に来てるの?」
たつんこ「っていうかオレ・・・スーパーカーだから(ドヤ顔)」
先生「はぁ???何言ってるの?あなた頭は大丈夫?」
冷静になればなるほど、おぞましい会話のやりとり。
そして最終的に訪れた悲劇の会話の脱線事故。
『train』だけにねっ!
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